2023年7月12日、タレントのりゅうちぇるさんが、お亡くなりになりました。

自死という悲しい形でのお別れでした。

グリーフケア*アドバイザーかつ、LGBTQIA+Ally(アライ)のわたしが思うところを綴ります。個人的には、とにかく、とにかく悲しいです。最近は、本当にかわいらしく自分らしく変わっていく、りゅうちぇるさんを見るのが楽しみだったのに、とても悲しく残念です。

本当の理由は本人にしかわからないと思いますが、1つの原因として、ぜひ「LGBTQIA+」や「アライ」のことを知ってください。考えてください。

もし、同じような悩みで苦しんでいる方がいらっしゃったら、連絡をください。誰かに助けを求めてください。(特にトランスジェンダーの女性の方は、女性ホルモンの影響で不安定になりやすいです。)

わたしはこう思います。

ヒューマンでいる以上に、なにが必要なのか。

人を愛するということは、とても神聖なことです。

相手が人ではなくても、次元が違っても、「愛する」というのはとても神聖なことです。

生きている。それだけで尊いことです。

そこに性別など、小さな問題はまったく関係ない。

違いますか?

よい人間同士でいればいいんです。

愛することができるものを、ただ愛せばいいんです。

自分が好きな自分でいればいいんです。

人間は集団で暮らしているので、法律などのルールは秩序を守るためにも大切だと思いますし、他人を傷つけることは良しとしませんが、本質的な愛というのは、穢れがなく決して消えないものです。

それは、自分に対する愛も同じです。

LGBTQIA+とは、性的マイノリティ(少数派)を表す言葉

Ally(ストレートアライ/ Straight Ally)とは

アライ(Ally)とは、LGBTQ +当事者たちに共感し、寄り添いたいと考え、支援する人のこと。「味方」や「仲間」、「同盟」を意味する英単語「ally」が由来で、正式にはストレートアライ(Straight Ally)という。「LGBTQ +フレンドリーな人」と類似した意味を持つが、「アライ」は「フレンドリー」よりさらに一歩進んで、より積極的に支援してくれる人、例えばLGBTQ +の社会的地位向上や権利擁護、平等の達成のための運動などに協働してくれる人を指す。

アライのはじまりは、1988年に米国の高校でストレート(異性愛者)の生徒によって作られた、「ゲイ・ストレート・アライアンス(GST)」というクラブ(サークル)だと言われている。LGBTQ +の人々を支援し、同姓愛に対する嫌悪や偏見を解消を促す彼らの活動、ストレートアライアンス(Straight Alliance)が広がり、それを支持する人がアライと呼ばれるようになった。

https://ideasforgood.jp/glossary/ally/

LGBTQIA+アライ(LGBTQIA+ Ally)とは、LGBTQIA+(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クエスチョニング、インターセックス、アセクシャル、その他の多様な性的指向や性自認を持つ人々)をサポートし、包括的な社会を促進することを目指す人々のことを指します。

LGBTQIA+アライは、自身がLGBTQIA+の一員ではなくても、LGBTQIA+の権利や平等な扱いを支持し、個別のセクシュアリティやジェンダーの違いに対して理解を示す人々です。

わたしたちは、LGBTQIA+の人々が差別や偏見に直面することなく、安全で尊重される社会環境を作り出すために行動を起こしたりもします。LGBTQIA+アライの役割は多岐にわたります。彼らは、LGBTQIA+の人々の権利を支持する政治的な運動に参加したり、LGBTQIA+団体やコミュニティのイベントに参加したりすることがあります。

また、職場や学校などの環境でLGBTQIA+の同僚やクラスメートをサポートし、差別やいじめに立ち向かうこともあります。さらに、LGBTQIA+の友人や家族の理解者として、彼らの感情的なサポートや情報提供を提供することも重要な役割です。

LGBTQIA+アライは、性的指向や性自認の多様性について教育を受け、自身の偏見や差別意識に向き合い、それらを減らす努力をします。彼らは、LGBTQIA+の人々が自分らしく生きることができるように、安心して自己表現できる空間を提供するために、教育や啓発活動に参加することもあります。

LGBTQIA+アライは、個人の信念やバックグラウンドによって異なる方法で行動しますが、共通の目標はLGBTQIA+の人々の権利と平等な扱いを促進することです。彼らは、包括的な社会の構築に向けて、声を上げ、行動を起こすことで、ポジティブな変化をもたらすことができます。

少しずつでいいから。せめて静かに見守って。

今回のりゅうちぇるさんの件に関しては、SNSなどでの誹謗中傷もあったようです。

この件に関してだけではないですが、たとえ自分と違う考えの人がいても、自分に害がないのであれば静観すればいいことではないでしょうか。そして可能であれば、少しずつ自分とは異なる考えを持つ人のことも考えてみてください。

もしあなたが傷ついているのであれば、先にすることは他人を攻撃することではありません。自分に愛を注ぐことです。自分を大切にしてください。

LGBTQIA+は、ギリシャ神話の時代から存在しているのです。

意外かもしれないが、ギリシャ神話には、同性愛関係を持ったりLGBTだといわれる神々が多く存在する。

古代ギリシャの方が今よりも同性愛を受け入れていたのかもしれない。

https://genxy-net.com/post_theme04/1127116l/

神さまだって、愛にジェンダーの垣根をつくっていないのです。

優しい世界にしたいですね。

この度は、心よりお悔やみ申し上げます。

*グリーフケアとは

死別を経験しますと、しらずしらずに亡くなった人を思い慕う気持ちを中心に湧き起こる感情・情緒に心が占有されそうな自分に気づきます(喪失に関係するさまざま思い:「喪失」としてまとめます)。また一方では死別という現実に対応して、この窮地をなんとかしようと努力を試みています(現実に対応しようとする思い:「立ち直りの思い」としてまとめます)。この共存する二つの間で揺れ動き、なんとも不安定な状態となります。同時に身体上にも不愉快な反応・違和感を経験します。これらを「グリーフ」と言います。グリーフの時期には「自分とは何か」「死とは…」「死者とは…」など実存への問いかけをも行っています。
このような状態にある人に、さりげなく寄り添い、援助することを「グリーフケア」と言います。

https://www.grief-care.org/about.html

いのちの電話(一般社団法人 日本いのちの電話連盟)

0120-783-556(フリーダイヤル・無料)

厚生労働省HP

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